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乙女ゲームの総評や感想

マツリカの炯-kEi- 天命胤異伝 ◇ ネタバレなし総評

マツリカの炯-kEi- 天命胤異伝

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◇ 総評 ◇

☆3.5

 話は重いけれど、サクッと終わりました!

 胸糞悪い展開、下品な言葉、残酷な描写(グロ含め)が辛くて目を背けそうになりましたが、気が付けばそこも含めて多彩な物語の内容に引き込まれていました。胸糞悪い部分や子作りの流れはオランピアソワレに似ていますが、マツリカの方が単語や残酷さが大人向けな描写だと思います。

 個別ルートの内容がそれぞれで全く異なるので、ルートが変わる度に新たな物語を読んでいる感覚になり、飽きることがなかったです。攻略対象同士の絡みがあまり無いため、個別ルート内で他の攻略対象のことを知ることができません。攻略対象同士のわちゃわちゃしたやり取りなどが好きな方は、寂しく感じるかもしれません。

 グロ要素については、人によって感じ方が違うと思うのですが、拷問の類が苦手な方は注意した方がいいかもしれません。

 キャラクターがシナリオに振り回されていることが多く、勿体ないと感じるエンドもありました。1人は個別ルート自体が地雷な方もいるかもしれません。

 どの攻略対象もキャラデザや公式情報から予想できないような展開や萌えがあるので、気になるキャラがいないなという方も、"中華風物語"という内容や雰囲気に惹かれる部分がありましたらプレイしてみて損はないかなと思います。

 

◇ キャラクター ◇

フェイ(CV.岡本信彦)…幼馴染

ルヲ(CV.山下誠一郎)…村に来る商人

玖燕來(CV.堀江瞬)…玖一族当主兼青凛の教育係

青凛(CV.立花慎之介)…現国王の息子

ゼベネラ(CV.羽多野渉)…雪で暮らす白狼族の王

隠し

 攻略対象は6人です。

 

◇ シナリオ等 ◇

エンディングは、スチル有のエンドが3つずつ。

春前終節(ハッピーエンド)、明前終節(人によってハッピーかバッドか感じ方が変わるエンド)、雨前終節(バッドエンド)の3つです。

 第一節から四節が共通、第五節から九節が個別です。

 

◇ プレイ時間 ◇

1周目9時間(共通2時間)、2周目以降4-5時間

 1周目は、独特の雰囲気に慣れることや固有名詞を覚えることに時間がかかりました。

 

◇ システム ◇

・選択肢スキップあり

・デフォ名あり

・ヒロインフェイスオンオフ可

・フローチャートあり

・エンドボイスあり

 快適なシステムでした。システムだけだとキュピパラに似ています。キュピパラのもっさり感も改善されていました。特に選択肢スキップは快適です。

 

◇ おすすめ攻略順 ◇

ゼベネラ→青凛→ルヲ→隠し→燕來→フェイ

 公式からは、

攻略制限に沿って進めていただければ、
どちらのキャラクターからでも、
本作を存分に味わっていただけます💎

どうぞ、皆様のお心の向くままに
プレイをお楽しみいただければ幸いです。

と出ていました。

 私は上記の順番で攻略していないのですが、コンプした上で、この方が内容や真相について理解しやすかったかなーと思った順番を記載してみました。

 フェイ、燕來、隠しの3人に攻略制限があります。

 

◇ 最後に ◇

 繰り返しになりますが、各個別ルートの内容と展開が全く異なるので、どのルートも違う物語を読んでいるような新鮮な気持ちでプレイすることが出来ました。また、コンプリートすると、一つの壮大な物語を読み終えた感覚になりました。ぜひ最後のフェイルートまで読み終えていただきたいです!

 エンドによってはスッキリする終わり方ではないものもありましたが、最後まで楽しんでプレイすることができた作品でした。

 

 稚拙な総評を最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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・『(ネタバレあり)』もしくは『※以下ネタバレあり』表記がある箇所以外は、ネタバレ無しの総評などです。

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・自己投影したりしなかったりでプレイしています。

 

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